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【瀬棚大成の臼別温泉】巨人伝説と日帰り入浴が楽しめる湯とぴあ臼別

2015/5/3

臼別温泉

臼別温泉は函館市の北西方面に位置するせたな町大成の温泉地。雷電国道(国道229号線)沿線から山道を約3km走った所に一軒だけ湯とぴあ臼別が建ちます。山奥の秘湯といった雰囲気ですが、車で行きやすいのはありがたいです。ただ、道路は砂利道でがけ崩れなども発生しているので、運転には気をつけてください。湯とぴあ臼別以外には、カフェ・レストラン・お土産屋さん・コンビニといった独立したお店はありません。

▼湯とぴあ臼別
臼別温泉

1998年の毎日新聞の記事によれば、奥尻の幌内温泉(閉業)、長万部の二股ラジウム温泉、標津の薫別温泉、島牧のモッタ海岸温泉とともに、北海道内にある天然ラジウムを含有する5つの温泉の一つです。天然ラドン泉は、白血病やガンへの治療・予防に期待されています。

▼親子熊岩
臼別温泉

臼別温泉は220年以上の歴史があり、アイヌの時代から知られていた温泉でした。菅江真澄氏が1789年頃に書いた蝦夷喧辞辨に臼別温泉の巨人伝説について記述があり、それが記録に残る一番古いものと考えられます。近くには、菅江真澄もお参りした太田山神社や親子熊岩があります。

▼大人(おおひと)伝説の看板
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別

臼別の大人(おおひと)伝説 蝦夷喧辞辨 菅江真澄より

昔、旅人が鰊番屋の人たちと臼別の温泉へ行った。老人が云うには「この湯に知らない旅人が、うっかり来てはならない」疑問に思うと、耳元に口を寄せ、臼別には大人がいる。

大人は口は耳まで裂け、身の丈が高く、恐ろしい形相をしている怪物。あの高い崖からドンドロ(大木を三尺くらいに切ったもの)や大石をころがし落とし、湯に入っていようものなら大変。

また、温泉に入っていると、いつのまにか普通の人に化けた大人がいる。うっかりしていると、人の身の筋を抜き取ってしまう。臼別には、このようなものが住んでいるので、大人と罷のことは決して口にしてはならないと旅人にささやいた。

太田山神社

太田山神社は函館市の北西に位置するせたな町にある神社。仏師として有名な円空さんとゆかりがあり、日本一危険な神社としても有名です。北海道道740号線沿いに大きな鳥居と駐車スペースがあるので、見つけやすいと思います。近くには太田神社や円空仏堂があり、その近くにトイレと駐車場もあります。ちなみに祭神は猿田彦命です。入場無料。駐車場も無料です。記事はこちら

▼右上の山に向かう
せたなの太田山神社

日帰り温泉リスト

日帰り入浴できるのは湯とぴあ臼別です。

湯とぴあ臼別

湯とぴあ臼別は臼別川の支流沿いにある公共浴場。1995年に開業しました。外観は三角屋根のロッジのような雰囲気です。建物の前には、何台かキャンピングカーが停まっていることが多いので、キャンプ地として利用している人も多いみたい。日帰り入浴料は100円。そして、名前をノートに記入するスタイルです。冬期(12月~4月中旬)は閉鎖します。

▼建築外観
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別

浴場には露天風呂が1つと内湯が1つ。内湯は約4人くらいが入浴できそうな大きさの岩風呂です。内湯と言っても、外にあり、屋根があって、景色が良くないだけです。

▼4人くらいが入浴できそうな内湯
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別

露天風呂は、岩風呂になっていて、4人くらいが入浴できそうな大きさです。男女別に分かれていますが、休憩場所からはどちらの露天風呂も見えるので、半男女混浴みたいなものですかね。そして、何より凄いのが露天風呂からの眺め。これは素晴らしいです。ホント、化け物が現れてもおかしくない山水画のような世界観だ。開放感も格別です。

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▼1つの浴槽が間仕切りで4つに分けられている
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別
▼見上げると渓谷
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別
▼少し濁ったお湯
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別

地元の75歳のおじいさんに話を聞きながら入浴しました。昔はここにランプの宿という宿泊施設があったそうですが廃業し、この温泉はその浴槽設備を活かしているとのこと。入浴も24時間できるそうです。夜は電灯が無いので、持参しないと真っ暗だそう。最近は人気になりすぎて、入浴客が多く、自分は入浴せずに帰ることもあると言っていました。自分は毎日入れるからいいんだと言われ、とても人格者なおじいさんでした。

▼温泉成分が岩に析出している
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別
▼露天風呂からの眺め
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別

お湯はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉で、無色、混濁、弱塩辛い味、無臭。温泉成分の総計は3.616g/kg。コップが備え付けられているので、飲泉も可能です。飲んでみるとスープを飲んでいるような不思議な味覚でした。個人的には好きな味です。浴場にはシャンプーもボディソープも備えられていないので、持参しなければなりません。脱衣所にはトイレが設置されています。

▼温泉湧出口。コップもあった
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別
▼5人も入れば満員な脱衣所
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別

私が入浴した臼別温泉の雰囲気を動画で確認できます。

▼臼別温泉の様子

泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(中性低張性高温泉)
源泉の泉温 51.8℃
ph 6.5
適応症 神経痛、筋肉痛、関節炎、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、きりきず、やけど、慢性婦人病、虚弱児童、動脈硬化症
禁忌症 急性疾患(とくに熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性の疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患
飲用による適応症 慢性消化器病、慢性便秘、慢性胆嚢炎、胆石症、肥満症、糖尿病、痛風
飲用による禁忌症 腎臓病、高血圧症、下痢の時、その他一般にむくみのあるもの
設備 露天風呂(1)、内湯(1)。男女別の入浴。
日帰り入浴料金 100円
営業時間 07:00~19:00 ※24時間入浴できるらしい
休日 11月~4月中旬
駐車場 30台有
電話番号 01398-4-5511
ホームページ ホームページはこちら
マップコード 718 815 229*20

宿泊施設リスト

臼別温泉周辺の宿泊施設は以下を参考にしてください。どのような宿泊施設なのか、口コミや写真などで詳しい情報を知ることができます。

あわび山荘(Awabisanso)
Booking

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北海道の秘湯・野湯

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