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巨人伝説があるほど幽遠な浴場 -瀬棚の臼別温泉-

2015/5/3

湯とぴあ臼別

湯とぴあ臼別は函館市の北西に位置するせたな町大成の公共浴場。200年の歴史があり、アイヌの時代からある温泉場としても有名です。アイヌ時代の人に化ける巨人伝説が残っています。また、1998年の毎日新聞の記事によれば、北海道内にある天然ラジウムを含有する5つの温泉(島牧のモッタ海岸温泉、奥尻の幌内温泉(閉業)、長万部の二股ラジウム温泉、標津の薫別温泉、瀬棚の臼別温泉)の一つです。

▼建築外観
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別
▼大人(おおひと)伝説の看板
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別

臼別の大人(おおひと)伝説 蝦夷喧辞辨 菅江真澄より

昔、旅人が鰊番屋の人たちと臼別の温泉へ行った。老人が云うには「この湯に知らない旅人が、うっかり来てはならない」疑問に思うと、耳元に口を寄せ、臼別には大人がいる。

大人は口は耳まで裂け、身の丈が高く、恐ろしい形相をしている怪物。あの高い崖からドンドロ(大木を三尺くらいに切ったもの)や大石をころがし落とし、湯に入っていようものなら大変。

また、温泉に入っていると、いつのまにか普通の人に化けた大人がいる。うっかりしていると、人の身の筋を抜き取ってしまう。臼別には、このようなものが住んでいるので、大人と罷のことは決して口にしてはならないと旅人にささやいた。

地元の75歳のおじいさんに話を聞きながら入浴しました。昔はここにランプの宿という宿泊施設があったそうですが廃業し、この温泉はその浴槽設備を活かしているとのこと。入浴も24時間できるそうです。ただ、最近は人気になりすぎて、入浴客が多く、自分は入浴せずに帰ることもあるとか。自分は毎日入れるからいいんだと言われ、とても人格者なおじいさんでした。

▼4人くらいが入浴できそうな内湯
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別
▼見上げると渓谷
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別

浴場には露天風呂が1つ、内湯が1つ。露天風呂からの眺めが凄すぎます。ホント、化け物が現れてもおかしくない山水画のような世界観。源泉掛け流しの温泉で、飲用もできるようです。飲んでみるとスープを飲んでいるような不思議な味覚でした。

▼1つの浴槽が間仕切りで4つに分けられている
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別
▼温泉湧出口。コップもあった
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別
▼少し濁ったお湯
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別
▼温泉成分が岩に沈殿している
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別
▼露天風呂からの眺め
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別

お湯はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉で、無色、混濁、弱塩辛い味、無臭。温泉成分の総計は3.505g。浴場にはシャンプーもボディソープも備えられていないので、持参しなければなりません。脱衣所にはトイレが設置されています。

▼5人も入れば満員な脱衣所
瀬棚の臼別温泉 湯とぴあ臼別

私が入浴した臼別温泉の雰囲気を動画で確認できます。

▼臼別温泉の様子

泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(中性低張性高温泉)
源泉の泉温 53.4℃
ph 6.7
適応症 神経痛、筋肉痛、関節炎、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、きりきず、やけど、慢性婦人病、虚弱児童、動脈硬化症
禁忌症 急性疾患(とくに熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性の疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患
飲用による適応症 慢性消化器病、慢性便秘、慢性胆嚢炎、胆石症、肥満症、糖尿病、痛風
飲用による禁忌症 腎臓病、高血圧症、下痢の時、その他一般にむくみのあるもの
設備 露天風呂(1)、内湯(1)。男女別の入浴。
日帰り入浴料金 100円
営業時間 07:00~19:00 ※24時間入浴できるらしい
休日 11月~4月
駐車場 30台有
電話番号 01398-4-5511
ホームページ ホームページはこちら
マップコード 718 815 229*20

宿泊施設リスト

臼別温泉周辺の宿泊施設は以下を参考にしてください。

あわび山荘(Awabisanso)
Booking

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北海道の秘湯・野湯

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